ア.売上原価とは、商品や製品の販売、役務の提供による収益すなわち売上高に対応する原価のことです。対応する売上高の内容により異なりますが、一般的には次のように計算されます。
・製造業の場合 自社鉱産品・製造品売上高に対応 売上原価=期首製品棚卸高+当期製品製造原価-期末製品棚卸高
・販売業の場合 仕入商品に対応 売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高
・役務収益に対しては役務原価が対応
・建設会社の売上高である完成工事高に対応するものは完成工事原価
・クレジット・割賦金融業においては金融費用
イ.売上原価に含まれる主な項目には、次のような項目があります。業種によって算入される科目が変わってきますが、仕入高、棚卸高、棚卸資産評価損、労務費、経費等